Vim Advent Calendar の19日目です。昨日はyoshikawさんのサーバ管理に役立つVim技10選でした。
さて、@modsoundさんの記事、Vimmer名刺を持ってVimConfへ出かけよう に触発されてvim-splashの可能性を最大限に引き出す使い方を提案します。
vim-splashでなにができるの
かっこいい起動画面
VimmerにモテるVim名刺
ひつようなもの
- thinca/vim-splash
- 起動時スプラッシュ
- 名刺用スプラッシュ
かっこいいスプラッシュのつくりかた
みなさんもかっこいいスプラッシュを作ってハァハァしましょう。 サンプルとして、vim.orgの名刺用スプラッシュをつくってみます。
雛形をつくる
まず ASCII Art Gener ator をつかってアタリ(下書き)をつけます。3つ注意点があります。
- アスキーアートに変換する前に画像の幅だけを130%に拡大しておく
- 「Max Width」は40〜60文字がオススメ
- 黒背景の人は「White on Black」がオススメ
幅を拡大しておく理由はVimの表示だと縦に伸びてしまうからです(下図)。 Macの場合はプレビューで開いて "ツール" > "サイズを調整" でできます。
アタリの背景を消す
図柄を強調するために背景を消します。
今回の場合は背景が .
なので、Vimmerらしく :%s/\./ /g
で消しましょう(下図)。
輪郭調整
Vimを半透明にし、後ろに元画像を重ねます。こうすると輪郭取りが楽になります(下図)。置換モード(Shift+R)と矢印キーで作業をするととっても捗ります。イエス マックビムッ!
色調整
この種のアスキーアートはグラデーションがあるだけで見栄えが劇的に向上します。元画像のグラデーションを過剰にするぐらいがちょうど良いです。ここでも置換モード(Shift+R)と矢印キーで作業をすると捗ります。
文字をつける
最後に、Text to ASCII Art Generator を使ってロゴの下のキャプションを作成します。いろいろなフォント(下図)が利用できるので「Test All」ボタンを押して一覧表示すると捗ります。
フォントを選んだら、さきほどのAAの下に貼り付けます。
保存
適当な場所に保存し、試しにスプラッシュしてみます。
:Splash /path/to/file.txt
できあがり
ね、簡単でしょ?ハァハァ
名刺スプラッシュでしたらあわせて拙作 vim-qrcodeもご利用されてはいかがでしょうか!
おまけ
これまでに作成したスプラッシュのギャラリーです。画像をクリックするとスプラッシュファイルがダウンロードできます(上のAll you need is Vimなども画像クリックでDLできます)。
ALL YOUR VIM ARE BELONG TO US
(フォント部分は@cocopon氏提供)
ひそむパワー
(いつもお世話になってます)
え?自分でAAを作りたくない?い、依頼されてもつくってなんてあげないんだからね!
明日は@s_of_pさんです。